最近、健康や美に対する意識が、老若男女問わず高まってきたことから、トレーニングやストレッチ、ピラティスなどのブームが訪れています。
そんな中、加圧トレーニングという言葉もよく聞くことでしょう。
この加圧トレーニングはなんと、健康や美、ダイエットを目的にしている女性や、筋肉を太くしようとしている男性にとてもおすすめなトレーニング方法なのです!!
今回は、気になるあなたに加圧トレーニングとは一体何なのか、効果と実施方法を、歴史とともに解説します。
加圧トレーニングとは
そもそも加圧トレーニングとは何でしょうか?
名前にトレーニングという言葉が入っていますから、トレーニングの1種であることは、想像がつきますが、加圧という言葉が入ることであまりなじみがない人が多いでしょう。
加圧トレーニングとは医学博士の佐藤義昭(さとう よしあき)がおよそ40年もの長い間研究に明け暮れ、ようやく完成した世界で初めての画期的なトレーニング方法の1つです。
この加圧トレーニングは米国国立発明家アカデミー(NAI)では、NAIフォロー任命されました。
このNAIフォロー賞とは、優秀な発明を実用化することにより、経済の発展、社会福祉、生活の質の向上というあらゆる局面において多大な影響を与えた発明者に贈られるものです。
加圧トレーニングのやり方・実施方法とは
加圧トレーニングとは『加圧』という言葉にあるように、専用の器具を用いて血流を適切に制限した状態でトレーニングをします。
例えば、加圧トレーニングをするために作られた専用の加圧バンドという器具を用いて、脚の付け根や、腕へまきつけ、血流を制限した状態で、腕立て伏せやスクワットなどの通常通りのトレーニングを実施します。
加圧トレーニングの効果とは【5大効果】
加圧トレーニングとは、体内の血管を適度に圧迫し、血流を制限した状態でトレーニングします。
そうすることにより、通常のトレーニングとは軽い負荷で大きな効果があります。
筋力アップ効果
加圧トレーニングの最大の特徴は、加圧バンドにより体内の血管を圧迫し血流を制限した状態でトレーニングを実施する事により、低負荷でも高強度のトレーニング効果が得られる事です。
これにより、短時間かつ短期間で効果を感じることができる上、1度のトレーニング効率がよく、負荷はそれほど大きくないため、続けやすい事が大きなメリットです。
トレーニングを始めていても、なかなか続かない人もいる中で、加圧トレーニングは短時間かつ低負荷で続けやすく、関節への負担や怪我のリスクも軽減できるため、老若男女問わず人気が急上昇しています。
血行促進効果
加圧トレーニングは、トレーニングの時に、脚の付け根や腕の付け根部分を専用の加圧ベルトを用いて圧迫し、血流を制限します。
トレーニング時には、血流が圧迫された状態で、トレーニングをするため、血管内の血液は、ぎゅうぎゅうの血管を早く活動しようとなるべく早く動こうとします。
トレーニングが終わり次第、加圧ベルトを外しますから、制限された血管内の血流がさらに促進し、血管にも弾力がよみがえる事で、動脈硬化予防、新陳代謝も活発になり、調子がよくなります。
ダイエット効果
加圧トレーニングをすると、通常のトレーニングで分泌される成長ホルモンが、大量に分泌されます。この成長ホルモンを含む、内分泌系のホルモンが加圧トレーニングによって分泌が促進されることにより、筋肉を増やそうを働きかけ、逆に脂肪を燃焼しようという働きがあります。
これによって、脂肪の定着を阻害し、燃焼効果をもたらすため、ダイエットにもとても有効なトレーニングです。
実はダイエットだけではなく、生理学的な効果や、医学的な効果も認められており、スポーツ分野や健康、医療分野だけではなく、なんと航空宇宙医学分野においても注目されており、様々な可能性がある画期的なトレーニングなのです。
若返り・美肌効果
加圧トレーニングをする事によって、成長ホルモンが大量に分泌され、筋肉を太くしたり、脂肪を燃焼しダイエット効果があるだけではありません。
加圧トレーニングの研究では、なんと成長ホルモンが通常のトレーニングに比べて約290倍の成長ホルモンが分泌された結果が出ており、肌のハリツヤをもたらす効果もあり、女性にとってはとてもおすすめのトレーニングです。
ボディビルダーの身体を見たことはありますか?
彼らは毎日トレーニングをし、大量の成長ホルモンを促していますので、男性ながら肌にもハリツヤがあり、キレイな身体をしていることが一目でわかるでしょう。
回復力アップ効果
加圧トレーニングによる大量に分泌される成長ホルモンは、筋肥大・脂肪燃焼・美肌効果以外にも、肉離れや骨折、捻挫の他、擦り傷などのけがも修復が早くなります。
これでもか!というほど素晴らしい成長ホルモンですが、なんと、血行促進効果による細胞の回復スピードも上がるため、ケガだけではなく、肩こりや冷え性などの血行不良が原因の症状がよくなるのです。